千年をこえて伝わる遊び

凧は古く中国で生まれたといわれます。韓信が下郎の身から立身出世したことを喜び、これを作って揚げたのがはじまりと伝えられています。

日本へ伝わったのは平安時代より少し前と考えられています。遊びとして広まりはじめたのは江戸時代に入ってから。奴凧が現れたのもこの時代です。

古い凧と資料

凧のあゆみ

中国 発祥

凧は古く中国で発生したといわれています。昔、韓信が下郎より立身出世したのを喜び、これを作ってのぼしたのが始まりと伝えられています。

平安時代 日本への伝来

日本への伝来は平安時代より少し以前と考えられています。平安時代の承平年間に成った「和名類聚抄」の中では、紙老鴟(しろうし)、紙鳶(しえん)と呼ばれていました。

江戸時代 遊びとして普及

遊びとして普及し始めたのは江戸時代に入ってから。奴凧が出現したのもこの時代です。貴族や武士から庶民へと伝わるなかで、子や孫の立身出世を願い、武勇伝の絵柄を描いた凧を揚げることが風習となっていったとも言われています。

安永の頃 1772〜1780年

小型化され、子ども向けの玩具としてつくられるようになりました。

縁起物として

飾られた凧

凧は今も、子や孫の祝い事、商売繁盛の祈願、企業の宣伝、室内のインテリアとして用いられています。正月に高くあがる凧には、その年の景気をあげるという意味も重ねられてきました。

祝い事に

子や孫の立身出世を願って。武者絵の凧は、その願いを込めた絵柄です。

商売繁盛の祈願に

正月に高く揚がる凧には、その年の景気をあげるという意味が重ねられます。

室内の装飾に

近時は民芸品としての評価も高まり、工夫された凧絵が部屋の装飾品として喜ばれています。

年末年始の贈答品に

社名を刷った凧を配る習わしが、企業の贈答品・粗品として長く続いています。

遊び方

01

凧を弓のように後にそらせながら、竹に糸を巻きつけて張りをつけて上げてください。

02

凧を戸外で上げるときは、シッポをつけると高く上がります。

03

室内では、扇風機の風をご利用になって上げてください。

04

和凧は、風の強さに合わせて尾の長さや糸目を少しずつ調節しながら揚げます。

凧あげの様子
よく揚がる風向き 南東の風
ちょうど良い風速 およそ 5m/秒

おねがい

安全に凧あげを楽しむために

凧を上げるとき、電線の近くで上げないでください。

万一凧が電線にかかったら、自分でとらないで近くの電力会社へ連絡しましょう。

凧あげができる場所

電線や建物の事情で、凧を揚げられる場所は限られます。
周囲の安全をご確認のうえ、広い場所を選んでお楽しみください。

吉野川の河川敷
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