竹と和紙に恵まれた土地で

真竹と和紙

徳島は吉野川の流域で良質な真竹が取れ、藩政時代より製紙が盛んな土地でした。凧づくりに欠かせない竹と和紙が比較的容易に手に入ったことから、奴凧の製造が盛んになり、手作りによる製法とともに今に伝わっています。

三つの刷り

当工業所の凧は、時代ごとに刷りの技法を変えながらつくられてきました。今もそれぞれの技法が残り、商品によって使い分けています。

01

版木 はんぎ

戦前〜昭和三十年前半

戦前から戦後、昭和三十年前半にかけてつくられた版木が今も残っています。金太郎柄や奴柄など、濃い藍色の顔料で刷り、二色までを版木で入れ、残りは手で紅色を採色していました。

版木
オフセット印刷の凧

02

オフセット印刷

昭和三十年代後半〜

昭和三十年代後半から、印刷所でのオフセット印刷を取り入れました。アニメの図柄などを安価に量産できるようになり、角凧の絵柄も一気に増えました。社名入りの特注品もこの技法で承っています。

03

スクリーン印刷

昭和五十年代〜

昭和五十年代からの手刷りによるスクリーン印刷は、色に深みが出るため、インテリアの装飾品として人気があります。アルミ枠にテトロンメッシュのすり版を張り、インキを入れてスキージー(ゴムベラ)を引いて刷ります。インキは和紙用のものをバインダー液で溶き、一色ずつ調合してつくります。版を起こすときは感光乳剤を用います。かつてはシルクで版をつくっていたため、シルクスクリーンとも呼ばれます。

スクリーン印刷の道具

凧絵

約120 種類

凧の絵柄は東京都無形文化財指定凧絵師の橋本禎造氏に描いていただいています。武者絵を中心に、現在およそ百二十種類。

近年は民芸品としての評価も高まり、工夫された凧絵そのものが見直されています。

武者絵と写楽の凧絵

これから

お正月の風物詩のひとつとして、デジタルな時代にもアナログな遊びを残していきたいと考えています。子どもたちに凧あげの魅力を知ってもらうこと。そして徳島の伝統工芸のひとつとして、地元の方はもとより全国へ阿波の凧を発信していくこと。それが当工業所の役目だと思っております。

For Business

お取り扱いのご相談を承っております

当工業所の凧は、関東・関西・九州の問屋さまを通じて全国へお届けしています。
新規のお取り扱い、社名入りの特注品、教材用のご相談も随時承っております。
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